本記事は現役の現場監督であるレインボーさんに書いていただきました!
- 「外構にデッキを設けたいけど、ウッドデッキかタイルどちらが良いの?」
- 「ウッドデッキかタイルデッキにするかで悩んでいる!」
- 「ウッドデッキ・タイルデッキのメリット・デメリットを知りたい!」
こんにちは、レインボーです。
私は一級施工管理技士の資格を保有し、現場監督を13年程経験してきました。
外構の計画時に、やってみたいことの一つにタイルデッキやウッドデッキがありますね。
どちらが良いのか悩んだり、どう違うのか分からないという人も多いと思います。
そういった悩みを今回解決するために、両者のメリットとデメリットをまとめていきたいと思います。
比較することで「理想の外構」が見えてくるでしょう。
両者を比較して、自分の住まいにとってどちらのデッキが合うかを見つけてください!
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クリックできる目次
ウッドデッキのメリット
ナチュラルな雰囲気で人気のウッドデッキ。
ウッドデッキには、どのようなメリットがあるのか紹介します!
①リビングが広く感じられる
ウッドデッキをリビングの掃き出し窓の外に設置すると、リビングが広くなったように感じます。
リビングのフローリングとデッキの板の貼り方向を合わせると一体感が感じられて、より大空間を演出できます。
ウッドデッキはリビングのフローリングと高さを合わせる事も容易なので、リビングからの続き間という雰囲気に感じられますね。
②人工木だとメンテナンスが簡単
人工木だとメンテナンスが簡単です。
汚れた場合はスポンジやブラシで洗うとキレイになります。
注意
ワイヤーブラシ等でこすると傷つく可能性があるので注意!
耐用年数は一般的に10年~15年と言われています。
③天然木だと雰囲気が良い
天然木だとやはり本物の木の風合いが感じられて良いです。
塗装を行う等のメンテナンスは必須になりますが、自信がある人にはおすすめです。
少し値段が張りますが、ハードウッドという選択肢もあります。
メモ
ハードウッドは赤道付近に分布する広葉樹から製材された硬い木材で、雨に強く20年以上の耐用年数があります。
メンテナンスが苦手だけど、天然木が良い方はハードウッドがおすすめです。
④タイルデッキより安く施工できる
ウッドデッキの方が早く施工できるので、価格もタイルデッキより抑えられます。
施工にかかる日数は、おおよそ下記の通りになります。
- ウッドデッキが1~2日
- タイルデッキが4~7日
材料の費用も工賃も、ウッドデッキの費用の方が安いですね。
外との高低差がある場合も、ウッドデッキの方が高さを合わせやすく、より安価に施工できます。
タイルデッキのメリット
続いて、スッキリとした雰囲気のタイルデッキのメリットを紹介します。
①劣化しない(耐久性が高い)
タイルデッキは基本的に劣化による損傷等がありません。
雨や紫外線による劣化が無いので故意的に割ったりしない限り、半永久的に持ちます。
後々リフォームしなくても良いのは大きなメリットですね!
②掃除しやすい
タイルデッキは汚れても掃除がしやすいです。
水で流したり、ブラシでこすったりするだけで簡単に汚れが落ちます。
バーベキューをしてデッキを汚したとしても、サッと掃除ができるので安心ですね。
③デッキの下にスペースができない
ウッドデッキと違い、デッキの下にスペースができないので草が生えてくる心配がありません。
ウッドデッキだと下のスペースに草やコケが生えたり、虫が住みついたりという可能性があります。
タイルデッキはそういった心配が無いので、メンテナンスが面倒な人にとっては良いですよね!
ウッドデッキのデメリット
ウッドデッキ・タイルデッキ、それぞれに厄介なデメリットがあるんです。
まずは、ウッドデッキのデメリットについて、詳しく説明していきます。
①劣化する・寿命がある
ウッドデッキは劣化します。
天然木は塗装等のメンテナンスをしないと、腐ってきます。
ハードウッドは20年以上持ちますが、それでも寿命はあります。
樹脂デッキも長持ちしそうなイメージはありますが、耐用年数は10~15年くらいとなっていますね。
天然木は雨などの水分に弱く、樹脂デッキは紫外線により劣化してきます。
②熱に弱い
ウッドデッキは熱に弱いです。
バーベキューをする場合は注意が必要ですね。
熱い物が落ちた場合は天然木の場合は焦げ付きますし、樹脂デッキの場合は溶けます。
バーベキューをする場合は、デッキ以外のスペースで食べ物を焼いたり、デッキに専用のマットを敷くなどの対策が必要ですね。
③掃除がしづらい
ウッドデッキはタイルデッキと比べて掃除がしづらいです。
デッキの下にスペースがあるので、板の間にゴミが落ちる可能性がありますね。
下が砂利等の場合だと草が生えてくることもあります。
費用は上がりますが、デッキ下はなるべくコンクリートにした方が空間をキレイに保てるのでオススメ。
タイルデッキのデメリット
続いて、タイルデッキのデメリットを確認していきましょう。
①タイルの光が反射する
タイルは光が反射します。
カーテンを開けた時は眩しく感じるかもしれませんね。
夏や明るいタイルの色ですと特に眩しいです。
②濡れた時に滑りやすい
タイルは濡れた時に滑りやすいです。
あまり雨の日にデッキに出ることは無いかもしれませんが、子供用のプールをした時にも注意が必要。
表面がザラザラとした滑りにくいタイルを選ぶと良いですが、それでも滑る可能性があります。
注意
雪のときは雨のときより滑りやすいので注意!
③割れる可能性がある
タイルは物を落とした時に割れる可能性があります。
割れても1枚だけ取り換えは可能なので安心です!
期間によってタイル自体が廃盤になっている場合もあるので、施工時の余りを保管しておくと良いですよ。
④室内の床の高さに合わせづらい
タイルデッキは基本的には、室内の床の高さまで上げる事はできません。
基礎と外壁の間にある、「水切り」と呼ばれる板金の下にタイルが来る形になります。
ただし、タイルと建物の間にグレーチングなどの排水設備を設けるとフラットにすることはできますね。
少し価格は上がるので、外構業者さんに相談してみましょう!
タイルデッキ・ウッドデッキのメリット・デメリットまとめ
ウッドデッキのメリット
- リビングが広く感じられる
- 人工木だとメンテナンスが簡単
- 天然木だと雰囲気が良い
- タイルデッキより安く施工できる
タイルデッキのメリット
- 劣化しない(耐久性が高い)
- 掃除しやすい
- デッキの下にスペースができない
ウッドデッキのデメリット
- 劣化する・寿命がある
- 熱に弱い
- 掃除がしづらい
タイルデッキのデメリット
- タイルの光が反射する
- 濡れた時に滑りやすい
- 割れる可能性がある
- 室内の床の高さに合わせづらい
ウッドデッキとタイルデッキのメリット・デメリットを考慮して、自分たちにとってどちらが良いか選択してもらえると良いと思います。
ウッドデッキがおすすめな人・タイルデッキがおすすめな人はまとめると下記のような形です。
ウッドデッキがおすすめの人
- ナチュラルな雰囲気のお家が好き
- DIYが好きで、メンテナンスもできる
- 少しでもコストを抑えてデッキスペースを作りたい
タイルデッキがおすすめの人
- モダンな雰囲気のお家が好き
- メンテナンスに手をかけたくない
- 費用がかかっても耐久性の高いデッキが良い
デッキは洗濯物を干したり、バーベキューをしたり、くつろいだりと何かと便利なスペースです。
お家の雰囲気・予算・メンテナンスを考慮して、自分たち家族にピッタリなデッキが設置できると良いですね!
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