- 屋上テラスって実際どうなの?
- メンテナンスが面倒って聞くけど…。
- すぐ使わなくなったら嫌だな。
おしゃれで開放的なプライベート空間として、屋上テラスが人気になっていますよね。
- バーベキューをしたり
- 子供をプールにいれたり
- ガーデニングをしたり
使い方を考えると夢が膨らみますよね。
その一方で
- 雨漏りする
- メンテナンスが面倒
- そもそも使わなくなる
などあまりよくない評判を耳にして、採用するか迷っている方も多いのではないでしょうか?
屋上テラスは、家族団らんや趣味の時間を過ごせる特別な場所を提供してくれます。
しかし、注意しなければいけないデメリットが多いことも事実です。
屋上テラスのいいイメージだけで採用してしまうと、予期せぬデメリットに後悔してしまうでしょう。
そうならない為にも、この記事では屋上テラスのメリットと注意すべきデメリットを紹介します。
これから紹介するメリットとデメリットを理解することで、後悔のない家づくりができるので最後までご覧ください!
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屋上テラスとは
そもそも屋上テラスとはどういったものを指すのでしょうか。
テラスやバルコニーなどを分類する基準はおおまかに下記の表のようになります。
屋上テラスは家の屋上部分を上手く活用できる間取りです。
建物上の設置になるので、バルコニーなどよりも面積を広く取りやすくなります。
屋上テラスのメリット
それではまず、屋上テラスのメリットを見ていきましょう。
メリットとしてあげられるのは
- アウトドア気分を楽しめる
- 屋上庭園として活用
- 洗濯物を干せる
などです。
アウトドア気分を楽しめる
屋上テラスの活用法としてイメージしやすいのがBBQやおうちキャンプですよね。
子供をプールで遊ばせたり、ドッグランとして活用したり。
花火大会などの観覧が望める立地なら、自宅からゆっくり観覧することもできますね。
ポイント
家づくりの際には、水栓も設置しておくと掃除やプールの準備が楽なのでおすすめです!
屋上庭園として活用
ガーデニングや家庭菜園にも、屋上テラスはとても適した環境です。
気になる日当たりも、周囲に高層ビルなどがなければ日照時間の確保もしやすいですね。
動物侵入による被害もほぼ抑える事ができるでしょう。
ただ植物によっては根が防水層まで侵入してしまう場合があるので、防根シートなどで対策して下さいね。
洗濯物を干せる
洗濯物を干す場所に悩んでいるご家庭は多いですよね。
屋上テラスと同じ階に洗濯機やクローゼットがあると家事がとてもはかどりますよ。
また布団を干したり、室内では干しにくい毛布や敷きパッドなども干すことができます。
屋上テラスのデメリット
次は気になる方も多い、屋上テラスのデメリットです。
デメリットとしてあげられるのが
- コストアップ
- 防水処理が必須
- 落下の危険性
- メンテナンスの手間と費用
- 地域の影響
などです。
コストアップ
屋上テラスを採用する場合、大きな負荷が家全体にかかるので、建物自体の構造を強化する必要があります。
特に豪雪地帯など、雪が多く降る地域ではより堅固なものにしておかなければなりません。
そうすると必然的に、建築費がコストアップしてしまいます。
他に
- 屋上にあがる為の階段
- 屋上テラスに出る為の部屋
- 落下防止の柵
などの費用もかかります。
屋上に収納スペースを設置するなら、さらにコストはかさみますね。
また構造的に屋根裏というスペースがなくなるので、充分な断熱処理も必要です。
さらには、次の項で触れる防水加工も必要になってきます。
そのコストに見合うだけの活用ができそうかどうかは、1つの判断材料になるでしょう。
ポイント
以前は木造住宅では屋上テラスを設置することはできませんでした。
近年の建築技術の発展により木造でも屋上テラスの導入が可能になりましたが、やはり鉄骨住宅に利があります。
木造で設置を検討する方は荷重の計算に知識が深い、実績がしっかりある業者を選びましょう。
防水処理が必須
屋上テラスを設置するには陸屋根(ろくやね)にする必要があります。
陸屋根とは勾配のないフラットな状態のこと。
そうすると雨が溜まる状態となり、雨漏りの可能性が増すと言えます。
特に木造で浸水が少しずつ進んだ場合、気づいたときには柱が腐ってしまっていた、なんて可能性も。
専用の防水工事と排水工事が必要になりますが、一般的にはFRPと呼ばれる施工方法が採用されます。
FRP防水
FRP防水とはベランダやバルコニー、プールや浴室などに採用される主流の防水工法です。
繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略で、シート状のものに液状樹脂を塗り固め施工します。
耐水性・耐久性・耐衝撃性・耐熱性に加え、密着性・軽量という点でも非常に優れた施工法です。
FRP防水は頑丈な分、地震などに対する柔軟性がない為、ひび割れに注意する必要があります。
また施工の良し悪しに品質が左右されますので、防水についても実績がしっかりある業者を選びましょう。
落下の危険性
小さいお子さんがいるご家庭は特に注意して下さい。
子どもは突然、予想だにしない動きをするものです。
- 柵の間隔が子供がすり抜けられない狭さか
- 踏み台がわりにできるものが近くにないか
- 外階段からの落下の危険性はないか
この点は設置後も常に注意を払うべきポイントです。
まだ小さいからと思っていても、2歳くらいになれば自分で踏み台も遠くから運んできたりします。
心配な方は、「落ちようと思っても落ちれない」位の防止策をした方がいいかもしれませんね。
メンテナンスの手間と費用
屋上テラスは設置さえすれば半永久的に使用可能という事はありません。
施工法にもよりますが、およそ10年に1度の周期で防水層のメンテナンスが必要になります。
ポイント
この10年に1度というのは屋上テラスだからという訳ではありません。
通常の屋根であっても10年に1度のメンテナンスが理想とされています。
このメンテナンス時に屋上テラスの場合は防水層を塗り替える作業が必要になる為、費用が高くつきやすいです。
また日常的に排水ドレンのチェックをしないと、気づいたら落ち葉や飛んできたゴミが詰まっていた…なんて事も。
そうすると
- ゲリラ豪雨などで水があふれる
- 虫がわく
- カビやニオイの発生源となる
などにつながる事も。
維持するための手間とコストはそれなりにしますが、ここを惜しんでは建物自体が取り返しのつかない事になりかねません。
設置すると決めたら、メンテナンスは絶対にかかさないようにしましょう。
地域の影響
開放的な空間が魅力の屋上テラスですが、周囲に高層建築があるとプライバシーの確保が難しくなります。
高層建築でなくとも、柵から一定の距離を取らないと通行人から丸見えという事も。
目隠しになる衝立などを設置して防げる場合は、設置した方が快適に過ごせるでしょう。
また屋上テラスの使い方によっては、近隣住民と思わぬトラブルになる事もあるので注意が必要です。
他にも、各ご家庭の事情によって迷惑になってしまうかもしれません。
周囲への配慮を忘れないことが大切です。
注意ポイント
お住まいの地域によっては、防火地域と指定され遵守すべき基準が設けられている場合があります。
防火地域とは都市計画などによって、屋根に耐火性能や不燃性能が求められる地域です。
建築士に屋上テラスの話をしていない方は、適法内で想定しているテラスを設置できるのかまず確認しましょう。
【インスタ】実際に活用している方の利用シーンを見る
メリット・デメリットともにある屋上テラスですが、採用して後悔しない為に利用シーンを具体的に想像できるかはとても重要です。
Instagramで屋上テラスを実際に活用されている方のPOSTがありましたのでご紹介しますね。
ぜひ自分に置き換えて利用シーンを想像してみてください!
また今回ご紹介する方々のInstagram投稿が気になった方は、是非フォローをしてチェックしてくださいね!!
家族でイベントを楽しむ
この投稿をInstagramで見る
こちらはBottega MAN(@bottegaman)さんの投稿です。
子どもが大喜びすること間違いなしの活用法ですね!
大人にとっても、準備は大変かもしれませんがリフレッシュできて良さそうです。
他にも屋上ランチなど、様々な形で活用されていますよ。
ペットにとっても最高の遊び場
この投稿をInstagramで見る
こちらは小鉄くん(@kotetsu_pom)さんの投稿です。
のびのびと走り回れて楽しそうなのが伝わってきますね!
こちらのお宅ではドッグランの他、プール・BBQ・屋外シアター・洗濯干し・ヨガなどの運動場としても活用されています。
利用シーンの幅が広いのが、屋上を満喫するコツなのかもしれませんね。
水遊びには混合水栓がおススメ!
この投稿をInstagramで見る
こちらはcoco(@monet_et_coco)さんの投稿です。
水遊び満喫してますね!
そして本文で仰られてますが、水遊びを想定している外水栓なら混合水栓がおススメだそうです。
水遊びは体が冷えるし、プールも水温調整が必須。
混合水栓ならキッチンでお湯を沸かして運ぶ、などしなくていいので便利そうですね!
まとめ:屋上テラスを設置するならデメリットも理解しよう!
屋上テラスのメリット
- アウトドア気分を楽しめる
- 屋上庭園として活用
- 洗濯物を干せる
屋上テラスのデメリット
- コストアップ
- 防水処理が必須
- 落下の危険性
- メンテナンスの手間と費用
- 地域の影響
本記事では屋上テラスのメリットとデメリットをご紹介しました。
利用シーンを具体的に想像でき、デメリットも理解した上での設置なら、屋上テラスは理想の空間ではないでしょうか。
決して憧れや思い付きで設置することのないよう、家族で利用シーンをしっかり話し合いましょう。
収納についても事前に決められるといいですね。
本記事がよりよい家づくりのお手伝いになれば幸いです。
住宅ローンや家づくりの質問・疑問のある方は、Instagramもチェックしてください!
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パートナーとは打ち合わせで、意見が食い違って(ケンカw)して家づくりがすすまないこともあったのですが、家づくりノートだと話し合いがスムーズです。
もちろん、家づくりノートは調べものをしたり打ち合わせを重ねることでどんどんページが増えていきます。
最終的にどんな家づくりノートになるかは、あなたの家族次第です。
でも、これから紹介する3ステップは一番大事な「木の幹」のようなものと思ってください。
少し強い言い方になってしまいますが、マイホームを検討している方なら全員やるべき内容だと考えています。
僕が大きな後悔なくマイホームを建てられたのは、間違いなく家づくりノートを作ったおかげです。
マイホームはほとんどの人にとって、人生で一番大きな買い物です。
なのに、「新居ができたばかりなんですが、後悔でいっぱいです・・・正直、もう引っ越したいです」という方を何人も見てきました。
僕はそんなマイホームで後悔する人を少しでも減らしたいと考えています。
家づくりノートはそのための第一歩です。
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