- 間取りは家事動線が大事って聞いたけど、なんでかな?
- 実際、どんな風にすれば良いの??
こんな悩みを解決します。
本記事では注文住宅の間取りは家事動線を最優先にするべき理由と、
我が家が実際に間取りで気を付けた事について紹介します。
注文住宅の間取りで悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
この記事を読むとわかる事
- 注文住宅の間取りは家事動線を最優先させるべき理由
- 家事動線に関する間取り成功例
- 我が家が家事動線を考える上で気を付けた事
ちなみに、すでに会社や土地が決まっていて「今の間取りプランに不安がある」という方はこちらの記事もおすすめです。
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注文住宅の間取りで家事動線を最優先にしないとどうなる?
移動時間が長くなる
家事動線が悪いと、移動時間が増えます。
例えば僕の実家の場合、風呂や洗濯機は1階でベランダとタンスが2階にありました。
ココがダメ
洗濯だけで見ても、洗濯物を干す為に2階に上がり、干した後は洗濯カゴをもってまた1階に降りてくる動線になります。
1回1回は数十秒の話かもしれませんが、1日1分としても1か月で30分、1年で6時間にもなります。
歩く距離はできるだけ少なくしましょう。
家事にかかる時間が長くなる
家事は1つずつ終わらせるものではなく、同時並行で進めるケースが多いです。
キッチンで料理をしながら洗濯機を回したり、掃除をしながら子供の世話をしたり。
気づけば洗面室とキッチンを何往復もしていた・・・なんてことも。
家事動線が悪いと同時並行で進めるのが難しくなり、結果として家事全体の作業効率が落ちてしまいます。
家事の労力が増える
玄関と冷蔵庫が離れていればそれだけ重い荷物をもって歩く距離が増えますし、
1階に洗濯機・2階にベランダがあると重い洗濯ものを持って階段を上がる事になります。
単純に、家事の労力が増えてしまうんですね。
片付けにくい家になる
掃除のしやすさ・片付けのしやすさも家事動線に左右されます。
普段使っている場所と収納場所が遠いと、使うのも収納するのも一苦労。
そのうち片付けが面倒になり、その場におきっぱなしになってしまいます。
家事動線を考える事は、すっきりした家を保つことにもつながります。
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家事動線に関する間取りの成功例を調べてみました
家事動線で後悔したという声も多かったですが、一方で
- 間取りをとても気に入っている
- 使いやすい間取りで満足している
という事例もたくさんありました。
そんな新築一戸建ての間取り成功例【家事動線】を調べた結果をまとめていきます!
ぐるっと回りながら家事ができるレイアウト
家事動線で無駄をなくすのであれば、出来るだけ行き止まりをなくす事が1つの方法です。
この間取りでは、LDKと脱衣室、玄関ホールがつながっていて回遊動線になっています。
ぐるっと回れるって事ですね。
ココがおすすめ
行き止まりがない為、
- 洗濯機を回しながら料理が出来る
- 家事をしながらLDKの様子がわかる
- 家事の途中で来客が来てもすぐに対応できる
といったメリットがあります。
水回りが集中している
水回りが集中している間取りは家事がしやすいです。
理由は、家事ってほとんど水回りだからです。
料理、洗濯はもちろん、大変なお風呂掃除も水回りですよね。
なので、水回りが集中している間取りは効率が良く、自然と家事動線も良くなります。
↑こちらは先ほどと同じ間取りですが、キッチン、お風呂、脱衣所、洗面コーナーが集中しています。
- 脱衣所で子供の世話をしながら朝食を作れる
- キッチンにいながら洗濯やその他の家事が出来る
といった事が可能になります。
1階に物干しスペースがある
ココがおすすめ
1階に物干しスペースがあると、濡れた洗濯物を持って2階に上がる・・という動きがなくなります。
写真は我が家の間取りですが、「中庭2」と書かれているのは物干しスペースです。かなり小さいですが。
ただ、小さくても1階に(というか、洗濯機と同じ階に)物干スペースをつくる事は重要ですね!
しかも子供が大きくなってくると1日に2,3回洗濯機を回す事もありますからね!
さらに、年をとっていくと階段そのものが辛くなってきます。
寝室がある階に手洗いがある
寝室が2階にある人の場合、手洗いも2階に付けたら思ったより良かったという声がありました。
加湿器の水を補給したり掃除にも便利、さらに子供が風邪をひいた時なんか水道が近くにないととっても不便です。
僕も経験ありますが、すぐに吐いてしまったりしますもんね。
必須ではないですが、余裕があれば付けておくと満足度が高くなると思います。
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階段が家の中央にある
これはこの本に書いてあったのですが、間取りはクローバーのように中心から広がっていくようにすると良いそうです。
確かに、1つの部屋を通らないと別の部屋に行けない間取りは不便ですよね。
ココがおすすめ
階段が中心にあると、2階のどの部屋にもスムーズに出入りする事が出来ます。
ココがダメ
逆に建物の端に階段があると、反対側の部屋に入るために長い廊下が必要になってしまい、動線も長くなってしまいます。
写真の間取りは建物の真ん中に階段があり、3部屋がクローバーのようになっていてすぐに入る事ができるようになっています。
キッチン近くにユーティリティスペースがある
ユーティリティスペースとは何でも空間の事ですね。これが水回りに1つあるととっても便利。
室内干しには使えるし、取り込んだ洗濯物の一時置き場、アイロンがけスペース、収納を追加しても良し、小さな机と椅子を置いて読書スペースにする事だって出来ます。
我が家はウォークインクローゼットの一角をユーティリティスペースとし、棚を一枚入れてアイロンが出来たり取り込んだ洗濯物を置くスペースに考えています。
室内干し用にハンガーポールも設置します。
↑横から見たところ。アイロンがけができるように棚板を追加しています。
玄関とキッチンの距離が近い
玄関とキッチンの距離が遠いと、たくさん買い物をした時に冷蔵庫まで持っていくのが大変ですね。
可能であれば、玄関とキッチンは近いのが理想です!
ココがおすすめ
買ってきた食材はすぐにしまえるし、ゴミ捨てもとてもラクです。
ただ来客時にキッチンが見える可能性がある為、目線をさえぎるような工夫が必要です。
ここは予算や土地との相談にもなってきますので、頭の片隅に入れるぐらいで良いと思います。
我が家が家事動線を考える上で気を付けた事
我が家が家事動線で気を付けた事を紹介します。
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家事は全て1階で完結させる
将来階段が辛くなる事も考え、家事は全て1階で完結するようにしました。
ココがポイント
2階は寝室と子供部屋のみで、寝る所さえあれば1階だけで生活できるようになっています。
階段を使う頻度が少ないというのは楽で良いですよ。
「洗う→干す→たたむ→しまう」の動線を考える
洗濯の家事動線ですが、キッチンと洗濯機が近いだけではらくらく家事動線とは言えません。
洗濯の動作は4つ。
- 洗う
- 干す
- たたむ
- しまう
この4つがスムーズな動線でつながっている事が重要です。具体的には、
- 洗濯機
- 物干しスペース
- ユーティリティスペース
- ウォークインクローゼット
この4つがどこにあるかが重要だと言えます!
↑これは我が家の間取りですが、家事動線を考えて
- 洗濯機
- 物干しスペース
- ユーティリティスペース
- ウォークインクローゼット
を出来るだけ近づけています。
こうする事で、「洗う→干す→たたむ→収納する」までの家事が1か所で完結する為、洗濯が格段に楽になりました。
水回りを集中させる
家事は基本的に水回りで行われます。水回りを集中させる事で、同時に家事動線も良くなるんですね。
我が家ではキッチンとお風呂を近くに配置し、水配管は1階のみにしています。
キッチンとテーブルが近いと配膳がものすごく楽
キッチンは壁付けタイプで、振り返るとすぐにダイニングテーブルがあります。これがかなり楽。
料理を持って歩く・食べ終わった皿を持って歩くのはかなり負担が大きいです。
↓テーブルの後ろに、すぐキッチンがあります。
物を使う場所に収納場所を作る
特に良かったのはリビング収納です。
子供たちの用意や普段使うかばん、抱っこ紐、子供のオムツ替えセットなど、リビングに全て収納できています。
【優先度1位】注文住宅の間取りは家事動線を考えないと必ず後悔します!まとめ
本記事では注文住宅の間取りは家事動線を最優先にするべき理由と、我が家が実際に間取りで気を付けた事について紹介しました!
- ぐるっと回りながら家事ができるレイアウト
- 水回りが集中している
- 1階に物干しスペースがある
- 寝室がある階に手洗いがある
- 階段が家の中央にある
- キッチン近くにユーティリティスペースがある
- 玄関とキッチンの距離が近い
- 「洗う→干す→たたむ→しまう」を楽にする!
間取りで悩むあなたの参考になれば嬉しいです。
間取りはそう簡単に変える事ができません。一緒に暮らす人ととことん考え、理想の暮らしを実現しましょう!
ちなみに、すでに会社や土地が決まっていて「今の間取りプランに不安がある」という方はこちらの記事もおすすめです。
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少し強い言い方になってしまいますが、マイホームを検討している方なら全員やるべき内容だと考えています。
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