- ロフトや屋根裏って秘密基地みたいで憧れる!
- でもおすすめしないって話も聞くしなぁ…。
- 実際にどんな後悔があるのか知りたい!
趣味部屋や、隠れ家のような個室が欲しいと思っている方にとってロフトや屋根裏は憧れの空間ですよね。
本来はデッドスペースになる場所ですので、収納としても魅力的です。
でも調べてみると
- 夏暑くて冬寒い
- 昇り降りが面倒
- 結局使わなくなる
など、あまり良くない意見も出てきて「やめようかな?」と迷ってしまいますよね。
ロフトや屋根裏でよく聞く後悔は、デメリットをきちんと理解せず憧れだけで採用した結果だと言えるかもしれません。
憧れだけで安易に作ってしまうと、自分自身でその後悔を再現することになってしまうかも…。
本稿では安易にロフトや屋根裏を作ってはいけない理由7選をご紹介します。
この記事を読んで屋根裏のデメリットを心得たうえで、それらを回避する対策を取ってくださいね。
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クリックできる目次
ロフト・屋根裏とは
ロフト・屋根裏とは『床から天井高までが1.4m以下』『面積が直下床面積の2分の1未満』という条件をクリアした空間をさします。
- ロフト
- 屋根裏
- 小屋裏
- 天井裏
など様々な呼び名がありますが、建築基準法上では全て同じ意味と考えて問題はありません。
ただ一般的には、『ロフトは居室と密接している空間』『屋根裏は独立した空間』と区別する事が多いですね。
これらの空間は居住スペースではなく物置としての使用が前程になっています。
先述した条件内であれば法律上『階』として扱われず、容積率(床面積)に影響なくスペースを増やせるメリットがありますよ。
屋根裏の後悔 安易に作らない方がいい理由7選
それではロフトや屋根裏にはどんなデメリットがあるのでしょうか。
7つ、それぞれ見ていきましょう。
昇り降りが面倒
昇り降りそのものを面倒と感じる方は多いようです。
ロフト・屋根裏への移動手段は
- 収納式はしご
- 可動式はしご
- 固定式階段
の3種類があります。
ポイント
●収納式はしご
普段は屋根裏に収納しておき、必要時に引き出して使うタイプ。
●可動式はしご
使わない時は近くの壁にかけて置けるタイプ。
●固定式階段
通常の階段と同じなので階下にスペースが必要。
はしご昇降のデメリットとしては
- 荷物を持った移動が難しい
- 重い荷物はつり上げ作業が必要
- 昇り降りそのものが怖い
などのデメリットがあげられます。
固定式階段ではそれらのデメリットがほぼ解決できますが、お住まいの地域によっては設置できない場合があるので注意が必要です。
注意ポイント
昇降方法は地域により条件が細かく取り決められ、中には固定式階段を原則として認めないとしている地域もあります。
検討されている方は先に自治体に確認されることをおススメします。
万一設置できない場合は、収納家具を組み合わせて階段代わりとする方法もあります。
この方法は階段下も収納スペースとして活用できるので、ご興味がある方はHMに相談してみて下さいね。
夏暑く・冬寒い
屋根裏空間はそもそも物置としての使用が前提なので、快適に生活できるようには設計されていません。
通常の造りでは外気の影響を受けやすいので、日常的に活用するならそれなりの処理が必要になります。
- 断熱
- 換気
- 採光
については充分考慮する必要がありますね。
その際重要になるのが、使用目的を明確にすることです。
注意ポイント
ロフトや屋根裏は構造的に湿度・熱気がたまりやすい造りだと言えます。
寝室や子供部屋として使うなら、断熱を充分にした上で空調も整えないと熱中症の危険があります。
湿気の影響があるので寝具などのカビも気になりますね。
物置として使用する場合も、置くものによっては気温や湿度の影響により劣化が早まる場合もあります。
木製製品は寒さに弱いものもあるので注意しましょう。
居住スペースとするのか、物置にするのであれば何を収納するのか。
具体的にイメージしてから採用しないと後悔する原因になりますので、気を抜かず想像を膨らませましょう。
冷暖房費がかさむ
ロフトや屋根裏ともに、冷暖房費はかさみやすくなります。
ロフトを設置する場合、部屋の天井高を高めにする場合が多いですが暖かい空気は上昇する性質があります。
そうするとロフトは暖かくても床部分は中々暖まらず、部屋全体を暖める為の暖房費がかさみます。
冷房においても冷たい空気は下降するので、ロフトを寝所としている場合は空調の効果を感じにくくなってしまう事も。
屋根裏においては完全に独立しているので、1部屋分空調設備を導入しなければなりません。
冷暖房費がかさむのは避けられないと、割り切った方がいいかも知れませんね。
天井が低く不便
建築基準法で『床から天井高までが1.4m以下』と決められていますので、あまり背の高い家具は置けません。
普段の生活でも中腰姿勢が強いられるので、あまり自由に動き回ることはできませんね。
140㎝というと10歳の平均身長とほぼ同じ高さになりますので、子供部屋としての使用も長期間は難しいかもしれません。
面積についても『直下の2分の1未満』とありますので、間取りによっては想像より狭く・天井の低い部屋になる場合があります。
ただ実際にイメージするのは中々難しいと思いますので、可能なら展示場などで見学できるといいですね。
「何でも部屋」のような感覚で造ると「結局使わなくなる」原因になりますので、なるべく具体的にイメージできるようにしましょう。
掃除が大変
天井が低いので掃除は常に中腰姿勢で行わなければなりません。
また掃除機などを上にあげるのも、はしごだと中々大変です。
ロフトや屋根裏は埃や湿気がたまりやすいと言われていますので、こまめに布団を干す必要もありますね。
布団の上げ下ろしも重労働ですから、すのこを敷くなど風通しのよくなる対策は普段からした方がよいでしょう。
落下の危険性
はしごは階段に比べ、落下の危険性が高いと言えます。
- 子どもが遊んで落ちる
- 年を取ると足腰が弱る
- 寝ぼけて落ちる
など、どの年代でも落下の危険性はつきまといます。
また、ロフトからの落下の危険もあります。
- ロフトやはしごには必ず手すりをつける
- はしごそのものを強固なものにする
- 可能なら固定式階段を検討する
など、対策は必ずとるようにしましょう。
音が気になる
収納式や可動式はしごの場合、はしごを動かす時間が家族の就寝時間とかぶると階下に物音が響き迷惑となる事があります。
またはしごで降りる際、最後の1~2段を飛び降りてしまうと意外と階下に響くものです。
- 階下の間取りを考慮する
- 防音マットを敷く
- 固定式階段を検討する
など、対策を練っておいた方がいいかもしれませんね。
ロフトや屋根裏の上手な使い方
では、ロフトや屋根裏は作らない方がいいのか?と考えてしまいますが、大事なのは使い方です。
作る前から「どのような目的で使用するのか」を具体的にイメージすることで、ロフトや屋根裏が開かずの間にならずに済みますよ!
狭くてもOK!収納に特化させる
屋根裏部屋を居住空間としてではなく、収納スペースとして使用することも上手な使い方の一つです。
- 冷暖房の設置がいらない
- 天井が低くてOK
- 暑さ寒さ関係ない
人がいない前提であれば、これだけ屋根裏のマイナス箇所を排除できます。
使い方によっては、通常の収納よりも広く使えるので使い勝手もいいんです!
子供の秘密基地にする
小さなお子様のいる家庭では、子供の秘密基地として使うのもアリです。
ロフトや屋根裏は子供部屋にするには少々狭いですが、遊び場とするならばちょうどいい広さの空間なんです。
特に、遊び道具をそのまま置いておいても邪魔にならないということが、ママには嬉しいメリットになりますね。
憧れの趣味部屋にしてくつろぐ
こんな悩みを抱えているママとパパは多いはず!
ロフトや屋根裏を自分だけの部屋として使うことも、上手に使う一つの例です。
普段使用するリビングや寝室とは別に、自分の部屋があるのは憧れますよね!
楽器をするスペースを作ったり、アニメや映画をスクリーンに映して鑑賞するのもいいですね。
【フォロワー経験談】屋根裏・ロフトを上手に活用した事例
Instagramで屋根裏・ロフトを上手に活用されている方の投稿がありましたのでご紹介しますね。
ぜひ自分に置き換えて利用シーンを想像してみてください!
また今回ご紹介する方々のInstagram投稿が気になった方は、是非フォローしてチェックしてくださいね!
収納場所として大活躍
この投稿をInstagramで見る
こちらはky51070-happy.myhome(@ky.51070)さんの投稿です。
これだけの本がしまえる収納力!
本文に書かれているように秘密基地っぽさもあり、読みふけるにはうってつけの場所ですね!
これぞ憧れの趣味部屋!
この投稿をInstagramで見る
こちらはtatsuma fujiwara(@darumakundesu)さんの投稿です。
これこそ理想!という方も多いのではないでしょうか。
ロフトにもこんなに置ける!
この投稿をInstagramで見る
こちらは⌂*(@kitty_luv97)さんの投稿です。
ロフトを作りたくても、具体的に高さなどイメージしづらいという方も多いのでは?
こちらの投稿では稼働棚を活用し、漫画本が縦に6段も収納できています。
まとめ 屋根裏で後悔しないために
- 昇り降りが面倒
- 夏暑く、冬寒い
- 冷暖房費がかさむ
- 天井が低く不便
- 掃除が大変
- 落下の危険性
- 音が気になる
本稿では『安易にロフトや屋根裏を作ってはいけない理由7選』をご紹介しました。
自分だけの特別な空間に憧れる方は少なくないハズ。
後悔しない為には、デメリットをしっかり理解した上で利用シーンの具体的な想像をすることが重要です。
「何となくあったら便利そう」ではなく「こういう使い方をしたい!」と建築士に相談できるとベストですね。
この記事が後悔を減らすお手伝いになれば幸いです。
住宅ローンや家づくりの質問・疑問のある方は、Instagramもチェックしてください!
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パートナーとは打ち合わせで、意見が食い違って(ケンカw)して家づくりがすすまないこともあったのですが、家づくりノートだと話し合いがスムーズです。
もちろん、家づくりノートは調べものをしたり打ち合わせを重ねることでどんどんページが増えていきます。
最終的にどんな家づくりノートになるかは、あなたの家族次第です。
でも、これから紹介する3ステップは一番大事な「木の幹」のようなものと思ってください。
少し強い言い方になってしまいますが、マイホームを検討している方なら全員やるべき内容だと考えています。
僕が大きな後悔なくマイホームを建てられたのは、間違いなく家づくりノートを作ったおかげです。
マイホームはほとんどの人にとって、人生で一番大きな買い物です。
なのに、「新居ができたばかりなんですが、後悔でいっぱいです・・・正直、もう引っ越したいです」という方を何人も見てきました。
僕はそんなマイホームで後悔する人を少しでも減らしたいと考えています。
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