- 「太陽光発電の導入しようか迷っている」
- 「どんなメリットがあるか知りたい!」
- 「維持費がかかって大変そう」
暮らしの中で、必要不可欠なエネルギーの一つが”電気”です。
家づくりをしている方は、その電気を自給自足する、「太陽光発電」の導入を検討しているという人も多いはず。
しかし、近年の売電価格の低下や、設置コストとメンテナンスコストの収入バランスなど不安要素が多いのも事実です。
今回の記事は、太陽光発電のメリット・デメリットをまとめてご紹介していきます。
この記事を読めば、冒頭の疑問が解決できます!
あわせて、実際に太陽光発電を導入した経験談も紹介しますのでぜひ、最後までご覧になってください。
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太陽光発電住宅のしくみ
住宅の太陽光発電は、どのような仕組みになっているのかご存知ですか?
という方にもわかりやすいように簡潔に説明します。
太陽光発電とは、住宅の屋根などにソーラーパネルを設置し、太陽光の熱を利用して電力を発電するシステムです。
太陽光発電は電力を作り”使う”ことに加え、余った電力を”売る”ことができるのが特徴です。
太陽光発電のしくみのポイントは、使う電力と売る電力が得られるという事だけを覚えておけば、とりあえずOK!
次章で紹介する、太陽光発電のメリット・デメリットの理解が深まります。
太陽光発電5つのメリット
では、太陽光発電を導入するメリットを紹介します。
太陽光を導入して大きく感じられるメリット5つを選びました!
電気代を削減できる
太陽光発電を導入する最大の目的は、電力を作ることです。
自給自足した電力を使用することで、今まで買っていた電気代を削減することが可能です。
基本的には、日中は太陽光で発電できるので電力を購入しませんが、夜は太陽の光が無いため発電ができません。
そこで、夜間電力を利用して、日中よりも安い金額で電力を購入することができるのです。
ポイント
一般的に昼間の従量電灯料金は安くても17円程度で、使用電力が120kwhを超えると20円台まで上がってしまいます。
夜間電力は、23時~7時までの間はどれだけ使用しても7円~15円程度の金額で使用できるのでお得です。
また、太陽光発電を導入することで使用電力を意識するようになり、節電意識が高まります。
その結果、さらに電気代を削減できることに繋がっていくのです。
売電収入が得られる
太陽光で発電した電力も、実は日中使い切らないということがほとんどです。
そこで、太陽光発電のしくみでもお話したように余った電力を電力会社に売ることができます。
この売電収入が経済メリットとしては、最も効果的で太陽光発電の大きな導入メリットでもあります。
ポイント
経済産業省の調査によると太陽光発電をした場合の電力の使い道は、自家消費が3割、売電が7割と発電した電力の大半を売電しているそうです。
売電には様々なプランがありますが、標準的なプランであれば今までの電気代の削減と売電収入を合わせた経済メリットを大きく感じることができるでしょう。
停電しても電気が使える
太陽光発電システムは「自立運転機能」を活用して災害などの停電時にも電気を使うことができます。
自立運動機能とは、地震や台風などで普段使っている電力系統が使用できなくなった場合に、太陽光発電のみで電力をまかなうことができる機能です。
このシステムは、災害時に電力やガスのライフライン復旧が遅れていても、停電せずお湯を沸かしたりできるのです。
こういった経済メリットだけでなく、防災対策として役に立つのは大きなメリットですね
。
ZEHにつながる
家づくりをしている人なら、”ZEH”という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で再生可能エネルギーを導入することにより、年間の電力などのエネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅を指します。
住宅をZEH化するメリットとして上げられる大きな点は、日本全体でCO2削減目標の達成のため国から補助金が支給されるということです。
2021年度現在では、60万円の補助金を受け取ることができるので、太陽光発電を導入を考えている方は申請必須です。
注意
ZEH住宅補助金を受け取るには、国が定める断熱性能・省エネ性能・創エネ性能をクリアする必要があるので、ZEH住宅にしたい場合はHMとしっかり打ち合わせを!
ZEHを検討している方が気になる、オール電化にするメリットやデメリットを解説した記事はこちらです!
-
オール電化とガス併用はどちらが良い?メリットデメリットまとめ
続きを見る
再生可能エネルギーで環境にやさしい
発電をする方法は様々で、
- 風力発電
- 太陽光発電
- 火力発電
- 原子力発電
などの発電方法がありますが、太陽光発電はその名の通り”太陽光”を利用して発電をしています。
太陽光発電は火力発電や他の発電方法と比べ、温室効果ガスの排出が少なく環境にやさしいのです。
世界各国ではパリ協定に基づいて、温室効果ガスの排出を削減しようという目標を掲げていて、再生可能エネルギーの使用を推奨しています。
再生可能エネルギーは、その目標を達成するためには必要不可欠なエネルギーと言えるでしょう。
太陽光発電3つのデメリット
続いて、太陽光発電を導入するデメリットを3つ紹介します。
設置費用が高い・メンテナンスが必要になる
太陽光発電を導入する際のデメリットとして、多くの人が感じるのが設置費用の高さです。
太陽光発電を設置するためには、100万円以上の費用がかかることがほとんど。
この導入コストを回収するためには、2021年現在では約12年ほどでかかる計算です。
12年目以降は売電による収入が発生し、プラスになっていくように感じますが、メンテナンスも必要な事を忘れてはいけません。
太陽光発電のメンテナンスには、
- 定期点検 1~2万円
- 太陽光パネルの清掃 3~6万円
- パワーコンディショナーの交換 20~30万円
- 不具合が発生した場合 1~10万円
などの費用が数年に何度か発生するので、予想よりも維持費が高いと感じることも。
導入後の後悔を避けるために、売電のシミュレーションや業者の選定などをしておきましょう!
売電価格は毎年変動する
太陽光発電は発電した電力を、電力会社に”売る”ことで収入を得ることができます。
しかし、この売電価格は毎年変動しています。
売電価格は2012年に国が再生可能エネルギー普及のために発足した、固定価格買取制度(FIT)により定められています。
ポイント
固定価格買取制度(FIT)とは?
再生可能エネルギーで発電した電力を、電力会社が一定の価格で一定期間買い取ることを”国”が保証する制度。
買取価格は毎年変動し、期間は10年となっています。
2012年度の売電価格は42円/kWhでしたが、2021年度では19円/kWhと大きく下がってます。
この金額は契約時から10年間保証されますが、10年後にはその時代の売電価格で再度契約し直さなければいけません。
ですので、売電価格の下落により10年後の収入が減ってしまう可能性があるので、導入時にはよく理解する必要があります。
設置が向いていない家もある
一般的な住宅に太陽光発電を設置する場合、屋根の上に太陽光パネルを設置することになります。
太陽光をエネルギーとして発電するため、太陽光の入りずらい土地に立つ家には設置が向かないというデメリットがあります。
太陽光パネルの設置に不向きかどうかは、ある程度ハウスメーカーなどでもアドバイスを貰うこともできますが、事前にご自身でも確認必須です!
下記の記事を参考に、自分の家や土地は太陽光発電に向いているかを検討してみてください。
-
注意点はある?絶対見ておくべき日当たりに関する後悔ポイント7選
続きを見る
太陽光発電を実際に使用している感想
ここまでメリットとデメリットを紹介してきましたが、太陽光発電を実際に使用している生の声が気になりますよね?
Instagramで体験談や注意点をPOSTされている中で、厳選した3つをご紹介します!
太陽光発電大活躍!買電と売電の結果を紹介
この投稿をInstagramで見る
こちらはなあたン/後悔しない家づくり・間取り・暮らし (@na_tan.grandsaison)さんの投稿です。
ここまで買電と売電の差額がプラスになると、太陽光発電を導入したメリットが大きく感じますね!
ちょっとまって!太陽光発電を設置する前に見てください!
この投稿をInstagramで見る
こちらはat.ismart ~一条の小さな平屋で快適に暮らす~ (@at.ismart)さんの投稿です。
デメリットの部分でも紹介しましたが、導入前に気を付けなければいけないことを紹介してくれています。
雪国ならではのデメリット!?
この投稿をInstagramで見る
こちらは... (@rf.mimi.house)さんの投稿です。
雪国での太陽光発電のリアルな収支を報告してくれています。
12月~3月の発電量は衝撃ですので、ぜひご覧ください!
今回紹介したInstagram投稿が気になった方は、是非フォローをしてチェックしてくださいね!!
まとめ:太陽光発電のメリットとデメリット
太陽光発電5つのメリット
- 電気代を削減できる
- 売電収入が得られる
- 停電しても電気が使える
- ZEHにつながる
- 再生可能エネルギーで環境にやさしい
太陽光発電3つのデメリット
- 設置費用が高い・メンテナンスが必要になる
- 売電価格は毎年変動する
- 設置が向いていない家もある
今回の記事では太陽光発電を導入するメリット・デメリットをご紹介しました。
オール電化住宅を検討中の方や、災害や環境のことを考えている方には太陽光発電は非常に魅力的なものだと感じます。
売電価格は下がってきてはいるものの、実際に売電して収入を得るという過程は節電・節約にも繋がり生活の質が向上していきます。
経済メリットを感じられるようであれば設置しない手はないので、ぜひご検討ください!
この記事から、少しでもよい家づくりをお手伝いできれば幸いです。
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もちろん、家づくりノートは調べものをしたり打ち合わせを重ねることでどんどんページが増えていきます。
最終的にどんな家づくりノートになるかは、あなたの家族次第です。
でも、これから紹介する3ステップは一番大事な「木の幹」のようなものと思ってください。
少し強い言い方になってしまいますが、マイホームを検討している方なら全員やるべき内容だと考えています。
僕が大きな後悔なくマイホームを建てられたのは、間違いなく家づくりノートを作ったおかげです。
マイホームはほとんどの人にとって、人生で一番大きな買い物です。
なのに、「新居ができたばかりなんですが、後悔でいっぱいです・・・正直、もう引っ越したいです」という方を何人も見てきました。
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