※本記事は現役の現場監督であるレインボーさんに書いていただきました!
- 「建築中、気持ちよく仕事できるお客さんと嫌な気持ちになるお客さんの違いは?」
- 「嫌なお施主さんの特徴は?」
- 「現場を担当したくないお施主さんはどんな人?」
こんにちは、レインボーです。
私は一級施工管理技士という資格を保有しており、住宅の現場監督を10年程経験してきました。(現在は住宅以外の建築の現場監督です)
これからお家を建てたい方で、上記のような疑問を持っている人っていると思います。
そんな方に現場監督である私が「ちょっとやりにくいなー」と思ったお施主さんの特徴をご紹介します。
現場監督がやりにくいと考えているということは、お家の仕上がりにも少なからずとも影響してきます。
皆さんもこれから紹介する「正直やりにくいと思うお施主さんの特徴」に注意して、質の高い満足できるお家を建てていきましょう!
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現場監督が選ぶ「正直やりにくいと思うお施主さんの特徴」7選
やりにくいと思うお施主さんの特徴①持ち込みの取付器具・照明などが多い
持ち込みの取付器具・照明が多いというのはミスの原因になる可能性が高いです。
少量であれば問題ないのですが、
- 照明全て
- 取付金物が多すぎる
- 設備機器がお施主さん支給
などは正直やり辛いです。
照明器具の種類が多くてややこしかったり、取付金物や設備機器のパーツが足りなかったりといったケースは良くあります。
以上のことから、持ち込む時に大切なのは、
- 適度な量の持ち込みを心掛ける
- 工務店・ハウスメーカー側と綿密な打ち合わせを行う
この2点を守ることでスムーズに持ち込みをすることができます!
やりにくいと思うお施主さんの特徴②知り合いの業者さんを使って欲しいという要望
お施主さんの知り合いの業者さんを使って欲しいという要望は良くあるのですが、正直やりにくいです!
いつも工務店が取引している業者さんはコミュニケーションが取りやすく、工務店の仕様を分かっているので作業しやすいです。
また、
「お施主さんが業者さんに直接お金を支払うのか?」
「工務店を通してお金を支払うのか?」
「価格は合うのか?」
という問題も出てきます。
余程の理由がない限りは、工務店・ハウスメーカーの業者さんを信じて工事をお願いすることをオススメします!
やりにくいと思うお施主さんの特徴③勝手に現場に入る
勝手に現場に入るということは安全の面からやめて欲しいです。
基本的なルールとして、工務店・ハウスメーカーの人に付き添ってもらってから現場に入るようにしましょう。
勝手に入って事故があると会社側の責任になります。
敷地の外から様子を見るか、中を見たい場合は工務店・ハウスメーカーの人に付き添ってもらう事を徹底しましょう!
差し入れの際も工務店やハウスメーカーさんに付き添っていただくことが鉄則です!
やりにくいと思うお施主さんの特徴④お施主さんの両親がかなり出てくる
お施主さんの両親がグイグイ出てくる場合もかなりやりにくいです。。
- 親御さんが勝手に現場に出入りする
- お施主さんと両親の意見が食い違う
- 親御さんが勝手に意見を言う
高齢者の方は事故の確率がグッと高くなるので余計に危ないです。
他には、「お施主さんと意見が食い違い、現場で軽いケンカになり変な空気になる」というケースもあるあるです。
実際に住むのはお施主さんご本人になるので、ご両親の意見・行動は程々にしてもらう事が大事です!
やりにくいと思うお施主さんの特徴⑤建築の材料の誤差を理解してもらえない
建築の材料(特に木材)は仕上がりに多少の誤差や影響が出てきます。
最低でも下記の事を理解しておきましょう。
- 木材は収縮したり反ったりする
- クロスには後々ひび割れができる
- モルタルには後々ひび割れができる
木材は乾燥によって収縮したり反ったりします。
これによって、ビー玉が転がるほどでは無いにしろ、「床」「カウンター」「枠」「壁」などは完全に水平垂直にはなりません。
また、クロスやモルタルにひび割れが起こってくるケースが良くあります。
「住んで間もないのに、もうひび割れが起こった!」
と言われることもありますが、住みはじめの方が材料の収縮が激しいのでひび割れは起こりやすいです。
やりにくいと思うお施主さんの特徴⑥各部屋の建具や壁紙の色がバラバラ
建具や壁紙の色、床の色が部屋によってバラバラということがたまにあります。
基本的にややこしすぎて現場でミスの原因になります!
現場監督も職人さんも色が多過ぎて、現場で頭を抱え込んでしまうことが良くあります。
いろんな色を選べると、意外と必要のない色分けをしてしまうのでお家を計画の際は注意してください。
やりにくいと思うお施主さんの特徴⑦仕様を決定したにも関わらず変更が多い
仕様を決定した後に変更が多いと、現場でのトラブルの元になってしまいます。
変更を少なくするコツは、
- 事前に自分のしたいイメージや要望を考えておく
- 仕様やプランの打ち合わせを綿密に行う
以上の2点をおこなうだけでも、スムーズに現場が終わっていきます。
そして、スムーズに終わる現場は仕上がりも良いです。
現場監督が選ぶ「正直やりにくいと思うお施主さんの特徴」7選まとめ
正直やりにくいと思うお施主さんの特徴7選をまとめると以下のようになります。
- 持ち込みの取付器具・照明などが多い
- 知り合いの業者さんを使って欲しいという要望
- 勝手に現場に入る
- お施主さんの両親がかなり出てくる
- 建築の材料の誤差を理解してもらえない
- 各部屋の建具や壁紙の色がバラバラ
- 仕様を決定したにも関わらず変更が多い
しかし、やりにくいとは言っているものの、会社の人も職人さんも全力でお家を建てることに関わってくれると思います。
お施主さんにとっては、一生に一度のお家なので、きれいごとではなく全力で関わってくれるはずです。
しかし、現場とのコミュニケーションが取れないと良い家づくりができません。
基本的な姿勢になるので今回は7選に入れませんでしたが、家づくりの際は積極的な姿勢を意識してみて下さい!
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