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- 「将来、親と同居することになっても困らない家づくりがしたいな」
- 「同居するにあたって知っておくべきことって何だろう?」
- 「親と同居する時の注意点が知りたい!」
家づくりをするタイミングで同時に考え始めるのが、今後の家族の事ですよね。
中には家づくりを機に、親との同居を検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親と同居するメリットとして、
- 生活費・家事を分担できる
- 万一のとき近くにいると安心
- 子どもの面倒を見てもらえる
などがあげられますが、それらだけを目的に安易に同居を決めると、トラブルのもとになりかねません。
また家づくり中の今だからこそ、間取りの工夫でトラブルを避けられることもあります。
本記事では事前に知っておくべき、親と同居する時の注意点を7選ご紹介しています。
当面は同居の予定がない方も、注意点を事前に知っていることは家づくりにプラスになることでしょう。
将来、同居の可能性がある方は本記事を参考に後悔のない家づくりをしてくださいね。
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家族全員の気持ちを確認しておく
まずは、家族全員が同居に賛成しているか確認しておきましょう。
基本的なことと思われるでしょうが、一番根が深い問題でもあります。
親との同居を決断するタイミングとして
- 結婚
- 出産
- 家族が病気になった
- 介護が必要になった
などがあげられますが、それらのタイミングは必要に迫られ本心を言えないまま合意する事になる場合も。
昔から同居といえば「嫁姑問題」が取り沙汰されますが、相性だけでなく話し合いが不十分だったパターンもよくあります。
それぞれ、別の生活様式を持っている者同士が一緒に暮らすというのは簡単な事ではありません。
しっかり話し合いの場を設けましょう。
また、価値観の押し付けによるトラブルはよくありますが、それは子世帯側にも言える場合があります。
- 孫と一緒に暮らせる方が親達にとって幸せだ
- 何かあったときすぐ駆け付けられる自分達といた方が安心だろう
- 実家は老朽化しているから新築に一緒に住んだ方がいい
- 足が悪いからリフォームして使い勝手をよくしてあげよう
これらは一見合理的に見えますが、親達が望まない可能性も充分あります。
「義務感」や「よかれと思って」同居を始めるのはトラブルのもとです。
例え実の親子でも、それぞれ過ごしてきた時間があり、本心を曝け出すのは簡単ではありません。
年老いた自分を自覚し、子供への迷惑を考え、自分の意見を言わず我慢する親達もいます。
家族全員が望み、納得しているのか。
家族全員の気持ちを確認することに時間をしっかりかけましょう。
生活様式について話し合っておく
同居が決まったなら、生活様式について話し合っておきましょう。
生活様式をすり合わせることで、自分達に向いている同居のかたちを探していきます。
- 食事をとる時間
- 食事のメニュー
- お風呂の時間
- 掃除の仕方
- 就寝時間
他にもたくさんありますが、普段互いにどういう生活をしているのか、お互いに相手を知ることが大切です。
ここで注意したいのが、お互いの生活様式を尊重するということです。
どちらかの生活様式に合わせるばかりでは、トラブルは目に見えています。
確認すべきことの例をあげると
親世帯
- 朝は絶対ごはん派
- 洗濯機を朝回して日中外に干す
- 洗濯物は乾いたらすぐ取り込む
- 外食は基本しない
子世帯
- 子どもがパン好きだから朝はパン派
- 洗濯機は残り湯を活用したいから夜まわす
- 洗濯物は次に洗濯機を回すまで干したまま
- 休みの日は外食したい
などですね。
細かいように思うかもしれませんが、後々こうした細かな積み重ねがトラブルのもとになる事も。
夜の洗濯機も親達からすると、とてもうるさい事でしょう。
実の親子でも生活様式がまるで違うという事はよくあります。
家づくり中の方で同居を視野に入れている方は、互いの生活様式を確認した上で、
- 完全同居できそうか
- 二世帯住宅にするべきか
- 敷地内別居の方がよさそうか
上記の3つの選択肢を検討していきましょう。
子どものお世話の役割分担
育児のサポートをお願いするのであれば、その役割分担も決めておきましょう。
同居の理由として、
- 育児のサポートが得られる
- 安心して働ける
- 子どもに寂しい思いをさせなくてすむ
などのメリットを考えておられる方は、本当にそれが実現可能なのか?
事前にすり合わせる必要があります。
特に年をとった親世代には、孫の相手は相当な負担になるもの。
親の方が育児にまいってしまう事もあります。
また再雇用制度や年金問題により、現役で活躍している親世代も多いですよね。
子どもは想像するより体調を崩すことが多いです。
- 急なお迎えは誰がいくのか
- 病院へは誰が連れていくのか
- 予防接種などの時はどうするのか
他にも
- 祝日で学校や園が休みの日はどうするのか
- 長期休みの日はどうするのか
- 学級閉鎖になった時はどうするのか
など、家族の誰かが仕事を休まなければならない場面は想像より多いのが現実です。
いくらサポートが頼める環境でも、負担があまりに偏っては円満な家族関係は築けません。
- 仕事量
- 勤務先の雰囲気
だけでなく、体力面なども考慮しあえるといいかも知れませんね。
とは言え、親達に遠慮しすぎるあまり自分達の負担が増えてもあまり良い事はありません。
育児のサポートが頼める環境というのはとても素晴らしいものです。
核家族化が進む現代、助けが得られず育児ノイローゼになる親も少なくありません。
そんな時、親だけでなく子供にとっても祖父母の存在が「逃げ場」となることでしょう。
育児には親子の時間だけでなく、「離れる時間」もとても重要です。
また子供にとっても、祖父母との会話や違う年代の価値観に触れることは良い刺激になるかもしれません。
子どもは自然と家族の中心となり、潤滑油となってくれるものです。
自分達にあった育児のかたちを探していけるといいですね。
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家事・生活費の負担割合を明確にしておく
同居をする上で、家事・生活費の負担割合は明確にしておく事が大切です。
完全同居の場合、家事の分担割合は円満な関係に重要な要素ですから、しっかり話い合いましょう。
- 買い出し
- 掃除
- 洗濯
- 食事の用意
など、負担が偏ることのないよう、普段から分担できるといいですね。
家事に慣れていない家族には紙に書きだすなど「見える化」するのがおすすめですよ。
そうして日ごろから「誰が何をしてくれているのか」把握しておく事が大事です。
金銭面では
- 家賃
- 光熱費
- 食費
などで不満が起こらないよう負担割合を決めましょう。
例えば片方が
- シャワー派
- エアコンは使わず扇風機のみ
- 昼はお弁当持参
に対し、もう片方が
- 毎日お風呂をためる
- エアコン使用
- 昼は外食
ですと、当然食費や光熱費が折半ではフェアではありません。
これは極端にあげた例ではありますが、二世帯住宅などではなるべく偏りのないよう分担したいですね。
ただ家事も生活費も、最初からちょうど良い割合を見つけるのは難しいでしょう。
可能なら、まず1ヶ月決めたルールで過ごしてみて、不満があれば話し合って改善。
その後、また数ヶ月後に今のままのルールでいいか話し合い問題があれば改善。
などとしていけると、不満を抱え込まずに済むかもしれませんね。
家の立地や周辺環境
家の立地や周辺環境は自分たちでどうこうできるものではないですが、ないがしろにしすぎるのも良くありません。
同居のパターンとして
- 親の持ち家に子世帯が引っ越す
- 子世帯の家に親世帯が引っ越してくる
- 新築を建て、そこへ全員が引っ越す
など、様々なパターンがありますが、注意すべきは親世帯が引っ越してくるパターンです。
特に、初めての土地や知人のいない土地などは、相当なストレスになるケースもあります。。
もちろんこれは子世帯にも当てはまることですが、人間年を取ると環境の変化を嫌う方は多くいます。
また環境が変わると、
- 今までは車を運転していたが駐車場の関係で手放した
- 病院にバスで通うが、バス停が遠い
- 引っ越し先が分譲住宅地で子育て世代は多いが親世代がいない
- 育児のサポートをしたいが車がないので送り迎えが大変
- 買い出しを担当しているがスーパーが遠すぎる
など、同じ家に住んでいても感じる負担は人それぞれであることはよくあります。
もちろん、サポートしあえる関係であればこれらは問題にならないかもしれません。
想像すらしていなかったという方がいらっしゃれば、今一度考え直してみてもいいかも知れません。
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介護しやすい間取りについて検討しておく
介護しやすい間取りとはどんなものか、頭の隅にいれて家づくりが出来るといいかもしれません。
将来同居するか分からない場合は難しいですが、明らかな場合は想定しておいて損はないはずです。
- 扉を開き戸ではなく引き戸にする
- 玄関・トイレ・寝室・リビングをなるべく近くする
- スロープを付ける
- 手すりをつける
- トイレ・お風呂場は広くする
- 洗面所と脱衣所は分ける
など、間取りの段階で出来る対策はたくさんあります。
年を取ると転倒により一気に寝たきりになる事もそう珍しくはありません。
またトイレやお風呂場が広い事は、介助者の負担を減らすことにもつながります。
今は全てを採用できなくても、知識としてあれば将来リフォームする際の負担を減らせるかもしれませんね。
参考
- 引き戸にする
- 手すりをつける
- 水回りを広くする
などは子育てする際にも役にたつので、そういった所だけでも採用するといいかも知れません。
介護が必要になった時の事を決めておく
同居の決めてとなるタイミングが、「介護が必要になったから」という方は多くいらっしゃいます。
ですが、可能であれば子世帯・親世帯ともに元気なうちに相談しておいた方が良いでしょう。
- 自宅介護を望むのか
- 介護は誰にしてもらいたいのか
- 施設への入所を希望するのか
- どんな施設がいいのか
- 施設の費用は誰が負担するのか
などは話し合っておきたいですね。
話し合いにくい話題ではありますが、可能であれば事前に家族の本心を聞いておいた方が良いでしょう。
ただこういった話題は避けたがる親世代も少なくありません。
プライドを傷つける可能性があれば無理に話さず、様子を見てみて下さいね。
ポイント
地域の施設について調べる際は、ケアマネージャーに相談できるといいかも知れません。
事業所の数はとても多く、どこが自分の親に合っているのか見極めるのは困難です。
相談すると適した事業所を紹介してもらえたり、自宅介護のアドバイスをもらえますよ。
【インスタ】同居経験者が語る体験談や注意点を紹介
Instagramでも、体験談や注意点をPOSTされている方々がいらっしゃったのでご紹介しますね。
今回の同居の先輩たちのInstagram投稿が気になった方は、是非フォローをしてチェックしてください!!
自宅介護の抑えるべきポイント
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きしこ🏠等身大のマイホーム👨👩👧👦💴(@kishiko_home8)さんの投稿です。
自宅介護の経験者だからこそ気づく細かなポイントは本当に勉強になります!
価値観が違うのは当たり前と理解する
View this post on Instagram
ゆきまるの部屋(@_yukimaruroom_)さんの投稿です。
こちらは親との同居ではありませんが、見過ごしがちな細かなポイントまでリアルに載せて下さっているのでとても参考になります。
同居のメリット・デメリット
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最後はPAN home Black×wood🖤黒×木目調House(@myhome_pan)さんの投稿です。
メリット・デメリットを正直にシェアしてくださっています。
まとめ
- 家族全員の気持ちを確認しておく
- 生活様式について話しあっておく
- 子どものお世話の役割分担
- 負担の割合を明確にしておく
- 家の立地や周辺環境
- 介護しやすい間取りについて検討しておく
- 介護が必要になった時の事を決めておく
本記事では親と同居する際の注意点を7選ご紹介しました。
家族が今後どうなっていくかを予想する事はとても難しいですが、いつかは考えなければならない問題でもあります。
本記事が同居する際に注意する点の参考になれば幸いです。
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時間はとっても貴重なので、家づくりノートは、本当に得でしかない!と思いました(←実感)
字にしてまとめることで自分の頭の整理になり、不安が少しだけ解消しました!
パートナーとは打ち合わせで、意見が食い違って(ケンカw)して家づくりがすすまないこともあったのですが、家づくりノートだと話し合いがスムーズです。
もちろん、家づくりノートは調べものをしたり打ち合わせを重ねることでどんどんページが増えていきます。
最終的にどんな家づくりノートになるかは、あなたの家族次第です。
でも、これから紹介する3ステップは一番大事な「木の幹」のようなものと思ってください。
少し強い言い方になってしまいますが、マイホームを検討している方なら全員やるべき内容だと考えています。
僕が大きな後悔なくマイホームを建てられたのは、間違いなく家づくりノートを作ったおかげです。
マイホームはほとんどの人にとって、人生で一番大きな買い物です。
なのに、「新居ができたばかりなんですが、後悔でいっぱいです・・・正直、もう引っ越したいです」という方を何人も見てきました。
僕はそんなマイホームで後悔する人を少しでも減らしたいと考えています。
家づくりノートはそのための第一歩です。
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