- せっかくの注文住宅、仕様には細部までこだわりたい!
- でも、自分で何でも決めるのって不安!
- 後悔したって声もよく聞く・・・
こんな悩みを解決します。
間取りを決めていく作業と並行して、細かい仕様についても考えていかなければいけません。しかし色々調べるうち、
色や位置など、設備や仕様で後悔したという声がたくさんある事を知りました。
せっかくのマイホーム、絶対後悔のないようにしたい!!
というわけで、たくさん調べて先人たちの後悔ポイントをまとめました。
この記事を読めば、注文住宅の後悔ポイントは一通り知る事ができ、設計にあらかじめ織り込む事が出来る=「後悔しない家づくり」に役立ちます!
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- 1 経験者に聞いた設備・仕様の後悔ポイントまとめ
- 1.1 外壁、床は白を基調にすると汚れが目立つ
- 1.2 階段が急勾配になっていて登り降りが大変
- 1.3 洗面所・浴室の窓が大きくて寒い
- 1.4 コンセントの位置を高さ90cmにすると見栄えが悪い
- 1.5 外配管で見栄えが悪い
- 1.6 トイレに手洗い水洗を付けた方が良かった
- 1.7 トイレが開き戸なので面倒
- 1.8 TVはネット有線をつなげるようにするべきだった
- 1.9 ベランダに屋根が欲しい
- 1.10 石こうボードは耐久性が低く、重いものを吊るせない
- 1.11 性能の高い窓は開け閉めが重い場合がある
- 1.12 エアコンとカーテンレールやクローゼットの扉が当たらないか?
- 1.13 パントリーの棚の奥行きをとりすぎた
- 1.14 玄関かリビングにコート用クローゼットが欲しかった
- 1.15 階段下収納に照明か小窓をつければよかった
- 1.16 寝室を小さくして失敗
- 1.17 照明スイッチが開いたドアで隠れてしまう
- 1.18 照明スイッチが室内に寄りすぎている
- 1.19 テレビの上の窓が東向きで、朝まぶしい
- 1.20 アイランドキッチンが暑い、吹き抜けが暑い&寒い
- 1.21 バルコニーの幅がせまく、洗濯物が干しにくい
- 1.22 大きな玄関収納にも窓をつければ良かった
- 2 注文住宅で後悔した事まとめ(仕様編)のまとめ
- 3 「世界一かんたんな家づくりノートの書き方」という記事を書きました
経験者に聞いた設備・仕様の後悔ポイントまとめ
外壁、床は白を基調にすると汚れが目立つ
真っ白い外壁や室内、あこがれますよね。
でも、個人的にはオススメしません。
床のゴミ(髪の毛)、外壁の雨垂れとか、めっちゃ目立ちます。
家を建てた経験から言うと、まず外壁は黒っぽい色がおすすめです。
↑これは我が家の外壁です。少し青みがかった濃いグレーです。
そして室内の床は絶対に中間色がおすすめ。
ココに注意
黒っぽいとホコリが目立ちますし、白っぽいと髪の毛が目立ちます。
我が家の床はカラ松の無垢フローリングです。
木目があるので、黒い髪の毛・白いホコリともに目立ちにくいです。
そしてトイレはグレーのクッションフロア。
↑少し見にくいですが、グレーのモルタルっぽいやつです。
さらに洗面所はコルクタイル。
↑コルクタイルも水に強く、踏んだ時の足ざわりが良い感じでとてもおすすめです。
階段が急勾配になっていて登り降りが大変
これも気づきにくいポイントですので、しっかり確認しておきましょう。
ココがポイント
- 踏み面220~240mm(階段の踏む面)
- 蹴上げ200~210mm(階段の高さ)
- 勾配45°以下
僕おすすめのこの本によると、この寸法を守れば上り下りしやすい階段になるとの事。
設計書が出てきたら、上記寸法を満足しているか確認しましょう。
洗面所・浴室の窓が大きくて寒い
まず浴室・洗面所に窓を付けるメリットデメリットを考えます。
メリット
- 通風・換気が出来てカビ対策になる
- 採光が取れるので明るくなる
デメリット
- 防犯リスクが高まる
- 冬に寒くなる
- 単純にコストアップ
そして家を実際に建てて住んだ感想としては、
浴室と洗面所の窓、なくて良いです。
まず採光についてですが、正直お風呂場に採光って必要ですか??
夜に入るのに。
お昼にお風呂はいる人ならともかく、採光は気にしなくて良いと思います。
そして換気ですが、
今のお風呂って換気性能めっちゃ良いですね。
マンションに住んでいた時は換気が悪く、お風呂のドアを開けっぱなしにしても中々乾かなかったんです。
でも今のお風呂(我が家はパナソニックのオフローラです)は、
24h換気モードはつけっぱなし+お風呂上りに換気「強」を1.5hつけておくだけで、浴室が完全に乾きます。
もうカラッカラ。
正直、めっちゃ感動しました・・!
さらに2か月に一回、防カビくん煙剤をやってバッチリです。
住んで半年経ちますが、黒カビは生えてません。
というわけで、浴室・脱衣所に窓はいらない!というのが僕の主張です。
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コンセントの位置を高さ90cmにすると見栄えが悪い
少し高い位置にコンセントを持ってくる事で腰への負担が減る・・・というのもあるらしいのですが、あまりおすすめしません。
例えば、以下のような問題が起きるケースがあります。
ココに注意
- 低い位置にTVを置いた時に壁からテレビまでコードがだらんと下がって丸見えになる
- 掃除機のコードに使用した場合、位置が高いと掃除範囲が狭まる
で、コンセントに関する解決策を2つ紹介します。
ココがポイント
- なんの家電に使うコンセントかを考える
- 迷ったら多めにつけておく
コンセントに関する後悔って、結局「最初に使う家電とコンセントを対応させていなかった」事に尽きるんですよね。
なので、まずは今使っている家電+今後使う可能性のある家電を洗い出し、新居ではどこで使うのかを考えましょう。
あとはそこに必要数のコンセントを設置するだけです。
もうひとつ、迷ったら多めにつけておいてください。
なぜかというと、後からつけると工事費が高いからです。
建築中ならコンセントを追加するぐらい数千円で済みますが、住んだ後となると壁に穴をあけて線を引っ張って・・・という工事が発生する為、最低でも数万円の工事になります。
外配管で見栄えが悪い
特に2階トイレなどにした場合、排水が外配管になってしまうケースがあります。
間取り検討で2階に水回りを持ってくる予定の方は、配水管のルートを必ずチェックしておきましょう。
こちらの方も予期せぬ場所に配置されるところを、偶然気づくことができ回避できたようです。
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トイレに手洗い水洗を付けた方が良かった
トイレの後悔で結構多いです。
カウンタータイプの水栓を付けるケースも多いですね。
ちなみに我が家ではトイレを出た所に手洗いコーナーを設置してます。
トイレ後の手洗いの他に、外から帰ってきたときにも手を洗えるのでおすすめです!
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間取りは?窓の有無は?実は多いトイレの後悔ポイントをまとめました!
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トイレが開き戸なので面倒
これはトイレだけでなく、開き戸にする際は配置をよく考える必要があります。
廊下をふさぐような開き戸だと確かに使い勝手は悪くなりますね。
ココに注意
外が見えるようになっていないと、廊下を通る人に扉がぶつかってしまう危険もあります。
あとは奥に開くタイプだと掃除機を入れにくいです。
トイレに限らず、できれば全てのドアを引き戸にするのがおすすめです。
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TVはネット有線をつなげるようにするべきだった
今はTVでYouTubeや動画を見る事も普通になってきてますので、できればTVコンセントにはLANケーブル差込口も欲しいですね。
ちなみに我が家はリビングの近くに有線のLANケーブルがある為、そこにWi-Fiルータを接続して無線でネット接続してます。
住んでからわかったのですが、2階のWi-Fiルータでは1階の電波がとても弱い事がわかりましたので・・・
ココがポイント
有線のLANケーブル差込口が1Fと2F両方にあればOKです。
ネット通信事業者に勤めている方が新築の家にネット回線を開通させた体験談が書かれています。
家を建てる際に、いつ頃からネットの申込が必要か、宅内のネット環境は有線、Wi-Fiどちらを選ぶと良いか、光テレビなどの情報も参考になります。
ベランダに屋根が欲しい
ベランダって・・汚れますよね・・・。
しかもハンガーやらせんたくばさみバンバン壊れるんですよね。
ベランダに屋根を付ければ雨の日でも干す事はできますが、
個人的なオススメはベランダを作らず、物干しテラスを作る方法です。
樹脂製のウッドデッキにすれば腐る事もないですし、汚れもたまりません。
石こうボードは耐久性が低く、重いものを吊るせない
壁は基本的に石こうボードですが、実はあまり重いものを吊るせません。
そのため、鏡やTVを壁掛けにしたい場合は下地を入れる必要があります。
画鋲や石こうボード用のフックなどもありますが、あらかじめわかっている場合は下地を入れてもらいましょう。
- 姿見
- 鏡
- 壁掛けTV
- 壁掛け扇風機
性能の高い窓は開け閉めが重い場合がある
これはかなり盲点ですね!!
トリプルガラスとかすごく断熱性能高くて良いんだけど、開け閉めが単純に重いと。
我が家はLow-Eのダブルガラス?ですが、特に重いと感じた事はありません。
エアコンとカーテンレールやクローゼットの扉が当たらないか?
エアコンは後で取り付ければ良いだろ~と思って検討せずにいると起こります。
窓が多い部屋や、寝室でも起こる可能性がありますね。
特にクローゼットは折れ戸が多い為、手前に出てきちゃうんですね。するとエアコンに当たっちゃう事があります。
他にも、設置場所によっては取り付けは出来ても予期せぬ干渉が起こる事もあるようです。
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パントリーの棚の奥行きをとりすぎた
パントリーは食品庫として最適で僕も絶対につけた方が良いと思ってるんですが、奥行きは35~40cmにしておいた方が良いです。
出典:無印良品
35~40cmにしておけば無印良品の収納がピッタリ収まりますし、奥の物が取り出しにくい事もありません。(下記は我が家のパントリーです)
60cmの奥行きになると奥と手前で2つの収納が置けるサイズです。
この場合はお客さん用の食器やお菓子の型など、かさばる&毎日使わないものを収納しましょう。
玄関かリビングにコート用クローゼットが欲しかった
これ欲しかったんですが、我が家ではスペースの都合上あきらめました。
コートは家の中で着ませんから、玄関付近に収納するのが一番です。
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階段下収納に照明か小窓をつければよかった
土間収納とかでも同じ事が言えます。
小窓は難しくても、せめて100Vコンセントはつけておきましょう。
この照明問題は階段下に限らず、間取りによっては家中どこでも起きる可能性があるようです。
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こちらの方はご自身の家づくりで『照明士』という方に照明計画のアドバイスを受け、とてもいい案が得られたようです(後日ポスト参照)
寝室を小さくして失敗
寝室は意外と夫婦の私物を置いたりするので、実は狭く感じがちなポイントです。
ポイントとしては、まず将来どういったベッドを置くか考えておきましょう。
夫婦一緒に寝るなら、ダブルベッドでは余裕がありません。
クイーンサイズやシングルベッドを2つ置く事になると思います。
これを、間取り図に書き込んでみましょう。
そのうえで、TVや化粧台・本棚などは置けるかを確認しましょう。
照明スイッチが開いたドアで隠れてしまう
開き戸にするとこういうリスクも出てきます。
全て引き戸にするのがオススメですが、コストや構造上の問題で開き戸になる事もあると思います。
照明スイッチが室内に寄りすぎている
解説するのが難しいんですが、特に2階の廊下と寝室では注意して下さい。
階段って、上と下どちらでもONOFFできるじゃないですか。
こういうのを3路スイッチっていいます。
これを廊下や寝室でもやった方が良いよ、という話です。
寝室に入るときには入口にスイッチがあれば便利だし、寝るときは枕元で電気が消せれば便利ですよね。
子育て世代の方だとこちらの方のように絵本の読み聞かせライトがあると便利そうですよ!
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テレビの上の窓が東向きで、朝まぶしい
東向き・西向きの窓は時間帯によって直接日光が差し込むので、注意しましょう。
フローリングや壁紙がやけて変色する可能性もあります。
でも、サンシェードやロールスクリーンなど日光を調節する便利グッズが色々あるので、
そういったものが簡単に取り付けられるようになってればOKだと思います。
アイランドキッチンが暑い、吹き抜けが暑い&寒い
温度による後悔はとっても多いです。
特にアイランドキッチンの暑さと吹き抜けに関しては後悔の声多数。
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バルコニーの幅がせまく、洗濯物が干しにくい
うーん、窓の外にくっつけたバルコニーって、物干し以外全く使い道がないんですよね。
でも建ぺい率?には含まれないからみんなつける。
個人的にはベランダやバルコニーは不要派で、洗濯機のそばに物干しテラスがベストだと思います。
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注文住宅でやって良かったこだわり設備・仕様10選を我が家の実例で紹介
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大きな玄関収納にも窓をつければ良かった
土間収納や玄関収納ですが、まず換気扇はつけましょう。
これで湿気の問題は解決できます。
窓は防犯リスクもあるので、あまり気にしなくても良いかなと思いますが、採光も気にするならアリです。
下駄箱は配置によりますが、よく見える位置にあるなら扉付きの方が見た目が良いですね。
右下に見える棚が下駄箱です。ここは扉をつけて正解でした。
注文住宅で後悔した事まとめ(仕様編)のまとめ
- 白を基調にすると汚れが目立つ
- 階段が急勾配になっていて登り降りが大変
- 洗面所・浴室の窓が大きくて寒い
- コンセントの位置を90cmにすると見栄えが悪い
- 外配管で見栄えが悪い
- トイレに手洗い水洗を付けた方が良かった
- トイレが開き戸なので面倒
- TVはネット有線をつなげるようにするべきだった
- 脱衣所は中途半端な色が良いらしい
- ベランダに屋根が欲しい
- 石膏ボードは耐久性が低く、重いものを吊るせない
- コンセントが使えない
- 性能の高い窓は開け閉めが重い場合がある
- エアコンとカーテンレールやクローゼットの扉が当たらないか?
- パントリーの棚の奥行きをとりすぎた
- 玄関かリビングにコート用クローゼットが欲しかった
- 階段下収納に照明か小窓をつければよかった
- 寝室を小さくして失敗
- 照明スイッチが開いたドアで隠れてしまう
- 照明スイッチが室内に寄りすぎている
- テレビの上の窓が東向きで、朝まぶしい
- 玄関が暗い
- オープンキッチンが暑い、吹き抜けが暑い&寒い
- バルコニーの幅がせまく、洗濯物が干しにくい
- 大きな玄関収納にも窓をつければ良かった
いかがだったでしょうか!
調べまくってわかりましたが、気づかなかった事・知らなかった事がたくさんありました。
この記事に書いてある事を見ておけば、とりあえず大きな失敗・後悔はないはずです。
「世界一かんたんな家づくりノートの書き方」という記事を書きました
全て無料で読めて、たった3ステップで自分だけの家づくりノートが完成します。
ぜひ読んでみてください!
記事の最後に、無料プレゼントもついております!
※内容を少し抜粋して紹介します↓
たったの3ステップで、実際にやってもらうことは全部で30分もかかりません。
このnoteのとおりに進めるだけで、世界一かんたんに「あなただけの家づくりノート」が出来上がります。
ありがたいことに、公開してからたくさんの感想をいただいています!
時間はとっても貴重なので、家づくりノートは、本当に得でしかない!と思いました(←実感)
字にしてまとめることで自分の頭の整理になり、不安が少しだけ解消しました!
パートナーとは打ち合わせで、意見が食い違って(ケンカw)して家づくりがすすまないこともあったのですが、家づくりノートだと話し合いがスムーズです。
もちろん、家づくりノートは調べものをしたり打ち合わせを重ねることでどんどんページが増えていきます。
最終的にどんな家づくりノートになるかは、あなたの家族次第です。
でも、これから紹介する3ステップは一番大事な「木の幹」のようなものと思ってください。
少し強い言い方になってしまいますが、マイホームを検討している方なら全員やるべき内容だと考えています。
僕が大きな後悔なくマイホームを建てられたのは、間違いなく家づくりノートを作ったおかげです。
マイホームはほとんどの人にとって、人生で一番大きな買い物です。
なのに、「新居ができたばかりなんですが、後悔でいっぱいです・・・正直、もう引っ越したいです」という方を何人も見てきました。
僕はそんなマイホームで後悔する人を少しでも減らしたいと考えています。
家づくりノートはそのための第一歩です。
無料プレゼントもついておりますので、ぜひ読んでみてください!